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薪ストーブの魅力と大変さ!

薪ストーブは何物にも変えがたい魅力があります。炎を見るだけで安らぎや暖かみが感じられます。、しかし大変な事もたくさんありますよ。
★薪は結構値段がはります。燃料としては灯油の数倍くらいかかることも。寒くても屋外から薪を運ばなくてはなりません。安い薪だとたまに乾燥していなくて燃えにくいし、燃えてもなかなかあったかくなり難い。
★灰の処理も結構面倒です。薪ストーブの設置場所は、薪の運搬と灰の処理を考えた室内動線にしないと室内が埃、灰だらけになります。(2次燃焼をさせるものなら灰やタールがそんなに溜まらないです。)室内全体の熱効率のことも考えないといけません。
★ストーブの設置は信用できるストーブ屋さんに頼むしかないんですが、慣らし運転とか、薪の種類による燃焼のさせ方、などを間違えるとストーブの寿命を短くしてしまうこともあります。
★薪ストーブは結構高価です。安いものはやはりそれなりです。薪ストーブだけで暖房を考えているならやはりヨツールとか、バーモントキャスティングとかが良いかも知れませんね。

薪ストーブ煙突の設置

薪ストーブの煙突トップの形状は丸トップの方が角トップよりも排気効率はいいようです。
薪ストーブの煙突から風が逆流してくるの原因は、トップの形状よりも、屋根面からトップまでの距離が原因という事が多いです。最低でも屋根面から1.5mくらい離して設置する事が望ましいでしょう。煙突に逆流防止のダンパーを取り付けても良いでしょう。
薪ストーブの室外部分は2重断熱煙道部材が結露防止にもなりますのでお奨めですが、室内はシングル煙道部材の方が、室内で放熱してくれますので暖かいし意匠的にもスマートな感じにみえますよ。
薪ストーブの温度は150度〜250度位ですが、煙突からの温度もそれくらいではないでしょうか。これを利用しない手はないですね。
煙突と壁の間隔は、薪ストーブの種類にもよりますが、メーカーの設置説明では最低40cmは必要と書いてあるのが多いようです。
薪ストーブの煙突を屋根出しにするか壁出しにするかについて、
壁だしは90度の曲がりを2回つけることになります。これにより、多少煙の抜けが悪くなります。まきをくべる時に室内に煙が入りやすくなるという事で燃焼にも影響しますが、逆に2曲がりのほうが燃焼し過ぎなくて炎の調整がしやすいと言う面もあります。
薪は針葉樹よりも広葉樹の方が燃えすぎないし、火持ちも良いです。出来れば伐採後2年くらいは干して、良く乾燥したものを使いましょう。
薪ストーブ煙突トップの掃除は数年に一回くらいでも良いと思います。

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薪ストーブ煙突の設置と煙突掃除

薪ストーブの煙突を付ける際に一番気を付けなければいけないのは”低温炭化現象”による火災の防止対策です。そのための注意点を挙げると、
1.低温炭化による火災を避ける等のために煙突は二重煙突とすること
2.ストーブを設置する場所の床面、背面や側面などでは遮熱材と通気層を確保すること
3.煙突と外壁の間には必ず遮熱するための不燃物の緩衝材を入れる。
4.空気取り入れ口(出来れば可動式)をよく考えて設置すること。ストーブ近くに設けることで、冷気がストーブに直接来て隙間風の寒さを感じないようにしたほうが良いでしょう。煙突は強力な換気機能となります。薪ストーブを使っていない時の煙突からのダウンドラフトはダンパーを取り付ければそれほど暖房の支障にはなりません。
薪ストーブを使うときには熱源としてよりも「炎」を楽しむ補助暖房としてと割り切った方が良いと思います。
薪ストーブはいいと思いますが温まるまでに時間がかかります(火を入れてから最低一時間くらい)それまではファンヒータなどで暖房しましょう。
薪ストーブを設置する場合、煙突の壁や屋根との貫通部分の断熱の方法は火災の危険が大きいので、専門家(購入店)に相談しましょう。
薪ストーブの煙突の掃除をするのは壁出しの場合でも屋根ダシの場合でもかなり危険な作業です。出来れば専門の人にお願いしましょう。
屋根勾配、煙突の位置にもよりますが、はしごの近くで作業できる場合でも危険です。下から見た場合と実際にハシゴや屋根に上った時では感覚がかなり違います。

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